ようやくの週末。行楽日和はいいことですが、東京はどこもかしこも混雑。最近は海外からの旅行客も増え、ひと昔前は全然混んでいなかった所も、今ではイモ洗いのように、、、
そうなると、どうしても殺伐とした空気が流れてしまもの。混雑を気にせず走り回る子ども、その子どもを怒る声、アトラクションぐらい行列のできる売店、その売店の前で「何で並んでないの?」と詰められるお父さん。たくさんお金を使って、折角の大切な週末を過ごしに来たのに、何だか気疲れがひどく、家に帰るとぐったり。(強制参加の会社の飲み会後の様)
もうこんなのは嫌だ。だから、東京近郊で、安く楽しめて、ゆったりとした時間が流れる、親子連れにぴったりの遊び場所を紹介していきたいと思っています。
皆様の思い出が、より一層素晴らしい時間になることを祈っています。
親子連れに本当におススメのやばい動物園 宇都宮動物園
聞いたことがないかもしれませんが、色んな動物園に行ってきて、一番おすすめできるのが宇都宮動物園です。
一言でいうと、全てをいい感じに備えた総合テーマパークです。この動物園、なんと遊園地まで併設されています!さらに言うと、プール(期間限定)や公園もあります!
子どもが二人いた場合など、片方が動物に飽きてしまって機嫌が悪くなることってありますよね。そういう時でも別行動などもできる、本当に色んな意味で安心できる動物園です。
古めかしい見た目や設備、整備されてない地面とかが苦手な人は、あまり向いていないかもしれません。
宇都宮動物園ってどんなとこ?→めちゃ近距離のふれあい、昭和レトロ感たっぷり
宇都宮動物園はめちゃくちゃ動物たちと距離感が近いふれあいができます。一番のおすすめはキリンさんとゾウさんへの餌やりです。
キリンさんが柵の外にまで首をもたげてきて、そこで手渡しで餌やりができます。ゾウさんは基本は餌を投げ入れるのですが、日に一回だけ手渡しタイムがあります。ちょっと小さなお子様は怖がったりしますが、ちゃんと手を食べないように上手く餌を食べてくれるので安心です。
そしてこの距離感の近さが宇都宮動物園では色んなところで工夫・実現されているというのが凄いところです。
また、この宇都宮動物園、もう最近の東京では見かけないレトロ感でたっぷりです。悪く言うとぼろっちい(笑)のですが、とにかく素朴で懐かしい気持ちになります。新しいものだからより楽しいわけじゃない、という事実を感じさせてくれる動物園です。
そして、このようなもうボロボロの遊具でもお金を入れるとしっかり動くのも、この動物園が物を大切にする素敵な場所なんだなと感じさせてくれます。
宇都宮動物園ってどこにあるの?→車で東京から2時間弱、宇都宮IC降りてすぐ
宇都宮動物園は栃木にあります(当たり前笑)。
でも私は、調べるまで意外と距離感を理解していませんでした。なんと車で東京から2時間弱。
め、、、めっちゃ近い!
途中、各所にPAやSAがあり、行きの朝食・帰りの夕飯、急なトイレにも柔軟に対応可能なのも本当にうれしい。個人的には、アクアライン通って鴨川シーワールド行くとかより所要時間や緊急時への安心感が半端なくあります。(アクアライン混んでいるときに尿意を覚えると、人間としての尊厳との闘いになりますよね)
親子連れにおススメのやばい動物園 宇都宮動物園の楽しみ:動物園
動物たちへの餌やり
先ほども写真で載せた通り、キリンさんを始め、めちゃくちゃ距離感が近いなと思います。
多くの飼育動物たちに餌をあげることが可能です。餌は動物園入口かキリン舎横の自販機で100円で売っていますが、ここも宇都宮動物園、まったくケチらない。100円で野菜くずが10個ぐらい入っています。
私の偏見ですが、他はこの手の餌やりの野菜くずの少ないこと少ないこと。しかも野菜くずちっちゃ・・・。
おいおい、うせやろ、、、シルバニアファミリーで出てくる野菜やん、と悲しみに暮れたことも何度もあります。でも子どもたちに「餌あげたい!」と言われると、餌を買わないわけにはいかない、と そう言う感情を企業側に上手く手玉に取られている気がして、益々いい気がしないことが多かったです。
ただ、この宇都宮動物園。「いいんすかこんなに!!?」というぐらい大きな野菜くずがしっかり入っている。
ありがとう、宇都宮動物園。本当にありがとう。
動物たちのとのふれ合い(バックヤード見学、ガイドツアー等)
上記の通り、通常の餌やりだけでも十二分に動物たちと楽しい時間を過ごせる宇都宮動物園なのですが、
さ・ら・に! 動物たちのふれ合い体験やバックヤード見学、ガイドツアーというのもあります。
これは結構人気かつ早い者勝ちで締め切りとなってしまうので、早めの入園をお勧めします。モノによって申込む場所とタイミングが異なっていますので注意が必要です。以下が公式HPで掲載されている動物ガイド一覧ですが、コロナの影響もまだあり、不確定です。
他には、ポニーの乗馬やモルモット抱っこ体験もあります。何故かHPではあまりアピールされていません(なんで?)が、結構おすすめです。
動物ガイドのうち特にお勧めするのは、ライオンやホワイトタイガーの餌やり、ペンギンの餌やりです。
ライオンやホワイトタイガーの餌やりは実際に飼育舎のバックヤードに行き、もう目の前1mぐらいの距離で餌をあげるというすんごい迫力満点になります。一方、ペンギンの餌やりは、ペンギンさんの飼育舎の中に入って、ペンギンさんが泳ぐプールに餌(あじ)を投げ入れるという、これまた距離感激近。
また、ポニーの乗馬、それも1000円のスペシャルセットも強くお勧めします。ポニーの乗馬は簡単な放牧地を歩くだけなのですが、1周300円といったように何周するかで金額が変わります。
では、お勧めのポニーの乗馬スペシャルセットの内容はというと、乗馬2周+小さいぬいぐるみ+小さなカゴに入った餌+なんか良く分からんカード というセットになります。小さいぬいぐるみは、握りこぶしぐらいのサイズで普通に800円ぐらいのクォリティ。また小さなカゴに入った餌は、通常の100円餌の4回分はあるんではないかというサイズ。というわけで、1周300円でお茶を濁すよりは、1000円出した方が明らかにお得なプランになっています。
めちゃくちゃ余談ですが、羊さん達用の牧草餌は100円と500円のパターンがあります。が、どうみても500円の餌が、100円の餌の3~4倍ぐらいしかありません(なんで?)。こういう時って普通、500円の餌の方は100円の餌の方の5倍より多くするのが鉄則なのでは。。。こういう謎仕様も、宇都宮動物園の魅力の一つです。
親子連れにおススメのやばい動物園 宇都宮動物園の楽しみ:遊園地
動物園だけでも大変楽しい時間を過ごせる宇都宮動物園なのですが、これまた遊園地もめちゃくちゃ楽しめます。
The昭和レトロ、塗装がはがれた器具やレール、謎のパクリキャラが装飾された乗り物など、何て言うんでしょうか、非常にいい感じの空気感が流れています。
現地で乗り物券を1枚100円で購入してください。大体の乗り物が、大人300円/子ども200円で乗れます。
古き良きアトラクションが多く、古いが故の結構激しい動きもあったりして、かなり楽しめます。
親子連れにおススメのやばい動物園 宇都宮動物園の楽しみ:その他
プール:通常プールは7月中旬~8月末、プールで釣堀は11月頃~翌5月中旬
とにかく何でもある、人情までも備える宇都宮動物園。
定番のプールは子ども達の夏休みに合わせて、大体7月中旬からオープンして8月末まで運営されています。
まーー、レトロです。もうこれ以上ないThe 昭和のプール。
でも結局これで良いんじゃないかと思うのです。お高いホテルのプールもまぁ良いっちゃあ良いのですが、結構混んでたり、カップルの方々もいらっしゃったりして、心の底からはしゃげないというか。
「宇都宮動物園 プール」のGoogle画像検索リンクを置いておきますのでご覧ください。きっと「あーーー、プールってこんなんだったなぁ」という気持ちにさせてくれるはずです。
宇都宮動物園さんの凄いところは、使える物は何でも使うその姿勢。なんとこのプール、11月頃~翌5月中旬(1~2月は休業)はニジマスの釣堀になります。※運営時期は公式HPにてご確認ください。
「でも結局そんなに釣れないんでしょう?」と思われましたね?わかります。他の釣堀でしんどいご経験をされたのですね。
このニジマスちゃんたち、よく教育?されていまして、めちゃくちゃ釣れます。おなかペッコペコで私たちをお出迎えしてくれます。
ただご注意として、釣った分だけ課金されます。あまりに激釣れなので、休み休み釣りを楽しんだ方がいいと思います。
公園:飽きた子ども達の最後の楽園
最後は公園ですね。ここは動物園も遊園地も飽きた子ども達が最後に行きつく楽園です。
少々ぼろすぎる感は否めなく、ネジ頭が飛び出てる個所もあったりしますので、ご注意ください。
ただ、こういう所も魅力の一つとして、生暖かく楽しめると良いんじゃないかと思います。
まとめ:宇都宮動物園はいい意味でやばいテーマパーク
ちょっと人を選ぶ可能性はありますが、個人的には宇都宮動物園は、東京から近い・安い・何でもある・殺伐としていない、と完成されたテーマパークと感じています。
また、別記事で書こうと思っていますが、近くには巨大な道の駅 ろまんちっく村、お手頃価格ホテルのフェアフィールド宇都宮があります。特にこのろまんちっく村は、これまた魅力満載の場所なので、是非とも皆様にご紹介したいです。
この記事が、皆様のより一層の良い思い出につながれば幸いです。
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